mosukeのオーディオ

自作真空管アンプの事などを書いております。

SANSUI BA-60 レストア修理 その2(完成)


 アンプの製作予定が2台と5球スーパーのレストア等予定が沢山ある中、長らくそのままになっていたサンスイBA-60のレストアを完成終了しました。基板の組み直しとパーツの洗浄、再塗装まで終わっていましたので、組み立て配線は割りと早くできました。アイドル調整、クリップポイントでの中点調整もスムーズに終了し、音出しするとRchからのノイズは以前出るではありませんか? レストア前と同じです。
ケミコンの不良と踏んでいたのですが違うようです。(CRパーツは全数交換済み)
色々調べると初段TRのC871の不良と分かりました。急遽もう1台の基板からC871
を外しLchの分と3個からhfeの揃ったペアに交換しました。
 
 測定は念のために最大出力と方形波テストの確認だけしております。
最大出力は両ch同時駆動でノンクリップ20W/8Ωとカタログ公表値どおりです。
いよいよ試聴ですが、はっきり言って良い音です。
TRアンプとしては単純な回路(準コンプリ)ですが往年のサンスイサウンドが蘇り
ました。どちらかと言うと半導体アンプでありながら真空管アンプのそれに近い音質とでも言うのでしょうか・・・(あくまで個人主観です。)大変柔らかい音で私好みです。
SPは同じくサンスイのSP-2005で相性もバッチリです。
しばらくエージング試聴を続け末永く使って行きたいと思います。(終)
 
◎今回のレストアの為に無償にてBA-60 の回路図および取り説のJpeg-CDを、ご提
供くださいました和歌山のDさんに厚く御礼申し上げます。有難うございました。
 
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   ◎調整中 ※オシレーターのサイン波は三角波からの波形整形波
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           ◎試聴中                  
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            ◎ブツブツノイズのTR、こんな不良初めて! 
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