mosukeのオーディオ

自作真空管アンプの事などを書いております。

真空管電圧計(菊水 107A VTVM)メンテナンス3

 劣化が心配なコンデンサー類と硬化した電源コードを交換した。意外にも電源フューズが無かったので新たにフューズホルダーを付けた。

 校正は直流電源とスライダックを使いデジタルテスターにて行ったが、各レンジとも分圧比に問題も無く誤差範囲に収まっている。また抵抗測定では測定用単1マンガン乾電池は使用期限が’92-02となっていたが、液漏れも無く起電力が1.44V有り測定に問題無いようなんでそのままとした。

 取説での交流電圧校正は正弦波100~1000Hz、50Vにて行うとあったが、スライダックを使い商用電源60Hz、50Vにて校正した。一応オーディオジェネレータ400Hz、5Vrmsでもレンジは異なるが確認し問題は無かった。

 交換した日ケミのオイルコンはやはりリークがあったようで、スパン調整がイッパイイッパイだったがフィルムコンに交換して解決している。

 以上、おそらく50年以上経っている代物だが今でも充分性能を維持している。デジタル一辺倒の時代だがアナログもイイもんなんで使ってい行きたい。😁

 

                    おしまい~

 

 

真空管電圧計(菊水 107A VTVM)メンテナンス2

 プローブが欠品なんで標準付属品(G-1型)擬きのプローブを作った。初め筐体は10㎖のシリンジ外装を利用予定だったが、金属筐体じゃないと手から商用電源の誘導を受けるとのアドバイスがあり、吸い取りイマイチで使ってない中華ハンダ吸い取り器のアルミ外装を利用した。

 次回は内部のコンデンサー、単1乾電池、電源コードの交換と校正ほか・・・。

                     つづく~

真空管電圧計(菊水 107A VTVM)メンテナンス1

 古い真空管電圧計(菊水 107A VTVM)のメンテナンス。

先ごろヤフオクでジャンク品(電源入らず)と言う事でお安く落札のバルボル。心配だったメーターも逝って無く、電源も入り取り敢えず動作に問題無し。外内部ともそこそこ綺麗で劣化が心配なコンデンサー類を交換し校正してみる。付属プローブ(G-1型)が欠品なんで同等品擬きを製作予定。

 

 

◎10㎖シリンジの外装利用でプローブを作る。5/8入力栓はUHF(M型)プラグを加工。

                     つづく~


古いドリルドライバーの改造

 松下電工製の古いドリルドライバーでニッカド電池仕様(6セル直列7.2V)だったものを、18650リチウムイオン電池(2セル直列7.4V)仕様に改造した。

 本体グリップ部分の古いニッカド電池は取り外しグリップ片側半分を切断した。新たな18650電池は専用充電器で充電するので外せるように電池ホルダーを取り付けた。後に安価な中華BMS保護基板を入れそのまま充電も可能にする予定。

 



UY-47Bシングルアンプの製作1  部品調達から~

 今回は昔のラジオ球で直熱五極管UY-47Bです。作り掛けアンプが沢山あるのにまたまた次の製作でほとんど病気のような・・・。😅

 さて、この球は当時の並三ラジオ等の低周波出力部において、直熱3極管UX-12A等より出力が稼げ重宝したようですが、後に傍熱管6Z-P1の出現にてその座を譲ったようで現存数は少ないようです。

 手持ち2本はマツダと川西製でメーカー違いですが、動作テストも良好で問題無く使用出来そう~。取り敢えず手持ち部品を揃え不足部品はボツボツ調達します。

 回路構成はオール直熱管にしたいところ、電源トランスの巻き線都合で仕方なく整流管のみ傍熱管KX-84にした。ドライブは手持ちMT電池管が色々ある中から直熱五極管1L4を予定。😁

 そもそもラジオ球につき特別高音質は望まないので、安価なRadio BoYの出力トランスをチョイスし、負帰還も昔懐かしい簡単なP-G帰還を試します。

 そう言えば札幌の ラジオ少年さんは部品配布をこの3月末で終了するようです。部品販売店も通販を含めどんどん無くなり寂しい限りです。😥

 

                      つづく~

 

 

 

12Aパラシングルアンプの製作1

 このアンプは製作と言うより旧作アンプの改造となります。最初56パラシングルで始まり後に6Z-P1三結パラシングルとなり今回12Aに球変更しました。

 この12Aはヤフオク入手の関西超短波と言う会社で昔の怪しげな超短波治療器からの抜き球です。カーボンスートされ型番明記もありませんが動作を調べると12Aその物(本来はUX-12Aと呼ぶべきかも)です。多分商業的に独自球としてカーボンスートで型番を明記せず、何処かの球製造会社に依頼して作ったものと思われます。

 回路としてはほぼ12A標準シングル動作をパラ接続にしただけで、フィラメント点火は5VのDC-DCコンバータによる直流点火です。ドライブは当初よりの12AT7 SRPPでグリッドチョーク結合となっています。

 動作としてはミニパワーでカソード(フィラメント中点)からOPT二次側に軽くカソード帰還を掛けているだけの狭帯域アンプです。音質はグリッドチョーク結合の効果もあってか直熱管らしい繊細で非常に聴きやすく気に入っております。よって各数値データなどどうでも良い感じで一切測っては居りません。😛

 なおこのアンプは改造直後ろくな試聴もせずにいつもお世話になっている京都のオーディオ試聴会、第50回醍醐LPレコードコンサート(最終回 2023.12.09)に持ち込み参加しました。広い会場ミニパワーでもそれほどの不足も無く鳴りホッとした次第です!😍

 

                 つづく~かも・・・?

第50回(最終回)醍醐LPレコードコンサート(京都醍醐 2023.12.09)に参加~♪

 昨日は今回最終と言う事で醍醐LPレコードコンサートに参加してきました。

 私は第9回(2010.10.17)が初参加でかれこれ20回以上参加させて頂きましたが、色んな方の製作されたアンプやSPシステムに触れる事が出来大変良い勉強になった会でありました。

 今回、主催者様の諸事情もあって切り良く第50回を持って終了となり寂しく残念な思いです。また主催者の西河様には永らくお世話になり大変ありがとうございました。

 さて、今回私は急遽旧作6Z-P1三結パラシングルアンプを12Aパラシングルアンプへと球変更の改造をして会に臨みました。前日夜遅くの完成で充分な試聴も出来ずでしたが、会本番では高能率のゲンコツSPシステムに助けられ、小出力にもかかわらず無事鳴らすことが出来ました。😉

以下、会の様子画像で説明無しで脈絡無くの掲載ですがご覧ください。

 

 

◎第二部