mosukeのオーディオ

自作真空管アンプの事などを書いております。

56 パラシングルアンプの製作14 一応の完成!

 昨日の初音出しでは左チャンネルからハムノイズが出ておりましたので対策をしました~。載っているのは60Hzですのでヒーター関係か、ドライブトランスが誘導を受けていると思い色々調べました。初めは56と整流管6Z5のヒーターのPT同巻き線からの供給が悪いと思いましたが違いました。初段の5814SRPPも問題無し、やはりドライブトランスへのPTからの電磁誘導が原因でした。 そこでドライブトランスを外して取り付け角度を変え一番ハムノイズの下がるポイントを探りました。
結果左は約90度、右は約30度角度を変えて取り付け直して解決!(Lch/0.9mV,Rch/0.6mV)数字データ的にあまり良くありませんが実用上は不足が無いので此れで良しとします~。 その他最大出力は正弦波の下が丸々手前で500mW(両cHともほぼ同じ)でした。作図設計上では600mW位でしたがOPTの損失等を考えるとこんなもんでしょう。でも、さすがトランスドライブだけ有って入力を上げていくと約5V(≒3W/8Ω)で頭打ちとなります。レスポンスは18~19kHz(-3dB)で約8kHz付近に0.5dBほどのピークがありますが、クラーフ結合の宿命でしょうか・・・。 低域は特にピークも無くなだらかに減衰しております。
結果無帰還のトランスドライブとしては結構広帯域になったと思います。肝心の聴感上はダンピングが少し悪いように思いますが、レンジは結構広く感じられ伸び伸びと鳴ります。このままもう少し聴き込んで明日の神戸試聴会に望みます~。
 
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