mosukeのオーディオ

自作真空管アンプの事などを書いております。

6D-HH12 PP 超ミニパワーアンプの製作6 一応の完成!

 午前中から充分聞き込みましたので球の動作点確認とNFBを掛けてみました。
6D-HH12は元々テレビチューナー用だからなのか双極のIpバランスがかなり悪いようです。手持ち新品4本の中からバランスの良い物を選んだのですが、マッチング(5%以内)が取れているのは1本だけで、後の3本は20~30%のアンバランスがありました。仕方なく後の1本は20%アンバランスの物を使うしかありません。カソードにDCバランサーを設けるか、新たに球を入手して選別するしかないようです。
実用的には問題なく鳴っておりますのでこのままでも良いのですが、何だか精神衛生上気になるところです。そんなこんなで一応NFBを掛けて帯域改善を図りました。裸では両chとも高域が10KHz位からだらだらと下がっていましたので、約10dBのNFBにより帯域(-3dB)は55~21KHz(Lch)、55~28KHz(Rch)となりました。LchがRchより伸びが悪いですが所詮貧弱なOPTなのでバラツキ(分布容量?)の問題だと思われます。最大出力は500mW(Lch)、450mW(Rch)でした。これで一応の完成となりますがそのサイズからは想像を超えた音で鳴りますので、ほぼ満足の行く面白いアンプができたと思っております。 (完)
 
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 ◎方形波テストの波形、100Hzはあまりにも酷いので撮影しませんでした。
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  ◎シールドを外した6D-HH13でより真空管アンプらしくなりま~す。
   HH12と同特性のカスケード増幅用で極間シールドが片極のグリッドに
   接続されているタイプですが、発振する事もなく普通に鳴っております?
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