mosukeのオーディオ

自作真空管アンプの事などを書いております。

6M-HH3 PPP 低電圧駆動アンプ4(完成)

 
 延べ24時間ほどのエージングを済ませ最終調整が終わりました。
色々とバイアス点を探った結果Eg=+2.7Vが最良点となりました。
Igは10mA(1ユニット当たり5mA)位でIpは30mA(1ユニッ
ト当たり15mA)、1球当たりのIkは40mAで片ch当たりのB電流
は80mAとなりました。もう少しEgを高くすると僅かに出力が稼げます
が、Igをあまり増やしたく無いのでこの辺を良しとします。結果は最大出力
ノンクリップ400mWで思いのほか高出力となっております。 B電圧
24Vと低電圧でもパラとした成果が出ました。肝心の低域はオーバーオー
ルNFB=6dB時に35Hz(-3dB)でやはりあまり良くありません。
NFB=6dBでも10kHzの方形波に少しリンギングが出ましたのでそれ以
上掛けるのはやめました。高域は50kHz位まで十分延びていますので問題
無しです。また、無負荷で0.47μFの容量負荷でもリンギング等は無く極
めて安定です。低域に少しの不満が残り広帯域では有りませんが、聴感上は
そこそこバランスの取れた良い音になっていると思います。
 
 私は物理特性にはあまりこだわっておりません。負帰還アンプでは安定度
の確認のみで十分だと思っております。物理特性を突き詰めても良い音がす
るとは限らない事多く経験していますので・・・。
 
注):タイトルは6M-HH3 PPPですが手持ちの6M-HH3はバラツキが多
かったので球は6J6となっております。
 
  イメージ 1
 
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           ジェネレーター自体の波形があまり良く無く綺麗な方形波ではありません。
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        イメージ 4
        イメージ 5
 
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