mosukeのオーディオ

自作真空管アンプの事などを書いております。

Ge.Tr NEC 2SB250シングルアンプの製作5  完成~!

 やっとの事で欠品SPターミナルも届き取り付けて愈々完成しました。先ずは正弦波出力が上下同時クリップするようにOPアンプの出力オフセットを調整。その時点で両chともエミッタ電圧7.3Vアイドル電流は0.76Aでした。最大出力は両chとも800mW強で電源電圧を18Vから24Vに上げると1Wは軽く超えますが、負荷抵抗に使ってるメタルクラッド抵抗の発熱量が思いのほか多く、電源電圧18V最大出力800mW強で妥協しました。念のためメタルクラッド抵抗の取り付けパネル温度を測ると軽く60℃を超えてるので適当な放熱器を追加。これでパネル温度は何とか室温25℃にて53℃位に落ち着きました。この時トランジスタの方は50℃以下に納まってますので特に問題無いでしょう。

 試聴結果は球アンプでも無いのにそこそこ熱くなる半導体A級シングルアンプも動作してる感があってイイもんです~。😜 音的にはダンピングも良く半導体アンプらしいキレの良い音がしてます。もう少しパワーが有れば良いのですが自宅では充分かな。😉

 回路的にはドライブ段も同じゲルマニウムトランジスタでやりたかったのですが、生憎手持ちに適当な石が無く簡単なOPアンプドライブとしました。結果終段までOPアンプの帰還ループに入って歪も少ない感じでGe.Trの味わい見たいなのは薄れてるかもしれません。

 高校生の頃には電源にばかり使っていた NEC 2SB250ですが、その後の妄想が実現するのになんと50年掛かってしまいました~。😍

 

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最大出力(1khz正弦波の頭が潰れる手前): Lch=860mW/8Ω

                     Rch=845mW/8Ω

周波数レスポンス: Lch:  20hz(-1.0㏈)~48khz(-1.0㏈)0㏈=1Vrms

          Rch: 20hz(-1.0㏈)~44khz(-1.0㏈)0㏈=1Vrms

残留雑音: Lch=0.44mV、Rch=0.32mV (入力ショート、フィルター無し)

歪率: 現在測定手段無く未計測。


※ Lch,Rchほぼ同波形にてLchのみ掲載 (負荷抵抗8Ωにて計測)

※ 10khz方形波テストで少しのリンギングを微分補正後の波形

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