mosukeのオーディオ

自作真空管アンプの事などを書いております。

5687 SRPP ST.AMPの製作9 ようやく完成!

   電源トランスを出力トランスに利用する構想から実に9ヶ月も掛かってしまいました~。 その昔一次200Vの複巻きトランスを利用して6BQ5ppでそこそこの特性の物を組んだ経験が有りますが、その当時シングル動作の実験でEIコアではどうしても高域に満足が得られる物が有りませんでした。数年前にヤフオクでこのカットコアトランスを見つけ、少しは高域に期待が持てそうに思い死蔵しておりました。
100V:12V、容量は数十mAの小さいトランスで、そのままでは一次インピーダンスが約600Ωと低いので少し線径の太いホルマル線で二次側を巻き直しております。(8Ω負荷にてZp≒3KΩ)最初は普通のシングルアンプで実験をしたのですが一次側に直流を重畳すると歪んで使い物になりません。そこで回路をSRPPにしてコンデンサーで直流を重畳しない方法を取りました。当初球は出力段に5687で計画してたのですが類似規格のロシア球6N6Pに変更しております。理由は6N6Pの方が背丈が高いので見てくれだけでの採用です。 (5687とピン接続が違うので差し換え比較出来ないのが残念!)初段も5670の予定から同規格の同じくロシア球6N3Pに・・・、整流管は変更なしでEZ80です。回路的には初段6N3P/CR結合→6N6P/SRPP←EZ80/整流の構成で特別変わった回路ではありません。
 
 いよいよ試聴ですが当初の想像よりも良い音で鳴ります♪♪ 無帰還のストレートアンプですが問題の高音域もそこそこに出ているようでパワーも充分有ります。
しばらくこのままエージングを兼ねて試聴を続けて見ます~。
 
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