先の１６Ｃ－Ｂ２８/ＦＥＴ ハイブリッドアンプ のＢＴＬ接続実験では出力的に満足が行かなかったのですが、何と言ってもプッシュプル・・・上下対称の出力波形には魅力があります～。そこで手持ち球に１２EH５という７ピンのＭＴ管がありますので、プッシュプル（ＢＴＬ）アンプを考えてみました。ドライバーは差動回路で段間は直結です。ＢＴＬなので出力のカップリングコンデンサーも省いてみました。すなわち全段直結ハイブリッドプッシュプルアンプです。しかもヒーターがＦＥＴのソース負荷・・・。
問題は段間直結でのエミッション安定度とＢＴＬ出力のＤＣバランスがどの程度安定に取れるかです。スクリーングリッドの電源をＦＥＴのソースから取れば直流帰還が掛かって良いのですが、スクリーングリッドの電圧が低くなりプレート電流を稼ぐにはグリッドバイアスを高くしないといけません。感じとして０～＋領域のグリッドバイアスとなり歪みの無い出力電圧が期待できません。１２ＥＨ５（ＲＣＡ）のヒーターは１２．６Ｖ，０．６Ａで丁度良いのですが、ｇｍが高いので球のバラツキも心配です。８本あるので選別する事で何とかなりそうですが・・・？
あとは電源ＯＮで直結の為ヒーターに２０数ボルトが掛かってしまうので何かソフトスタート回路が必要です。色々問題はあるようですが何とか物になるよう頑張ってみたいと思います～。
問題は段間直結でのエミッション安定度とＢＴＬ出力のＤＣバランスがどの程度安定に取れるかです。スクリーングリッドの電源をＦＥＴのソースから取れば直流帰還が掛かって良いのですが、スクリーングリッドの電圧が低くなりプレート電流を稼ぐにはグリッドバイアスを高くしないといけません。感じとして０～＋領域のグリッドバイアスとなり歪みの無い出力電圧が期待できません。１２ＥＨ５（ＲＣＡ）のヒーターは１２．６Ｖ，０．６Ａで丁度良いのですが、ｇｍが高いので球のバラツキも心配です。８本あるので選別する事で何とかなりそうですが・・・？ あとは電源ＯＮで直結の為ヒーターに２０数ボルトが掛かってしまうので何かソフトスタート回路が必要です。色々問題はあるようですが何とか物になるよう頑張ってみたいと思います～。◎回路第一案！ 取り合えずこれで実験してみます～。
◎１２ＥＨ５（ＲＣＡ）、Ｂ電圧１１０Ｖ、シングルで出力１．５Ｗ位の五極管です。日本では５０ＥＨ５がお馴染み。
